わたしの撮影① -撮影の雰囲気とお子さまの表情についてー
フォトグラファーにより、写真の撮り方って違うと思います。
撮影といっても設定がとかそういう話ではありません。表情の引き出し方の話です。
とびまつの場合、家族写真が撮影のメインメニューになります。
撮影会や出張撮影でお子さまはもちろん、パパやママ、おじいさま、おばあさまの表情をいかに引き出すかが、大切な部分だと思っています。
特にお子さまの表情。
とびまつは、よくある写真館のような積極的な笑いを取りに行くことがあまり得意ではありません。
ですので、どちらかというとなんとなーくご家族の空気に溶け込んで、自然な笑顔を狙っていくタイプです。
ですが、はじめてみる人にはたいていのお子さまは警戒心だらけ。
そりゃそうです。
黒い大きなカメラもって見知らぬ人がうろうろしているんですから(笑)
なので、どうするか。
まずは、パパとママなどお子様以外のご家族とお話をします。
お子さまの普段の様子や大きなカメラが怖くないかなどなど。
パパやママととびまつが話すことで、お友達感を出します。そして、とびまつがそのお子さまにとって害を加える人間ではないことを見せます。
「近所のカメラ好きのおばちゃんが写真撮ってくれる」
というような雰囲気にもっていくようにします。
時間はお子さまによりますが、気にはするけど表情が少しずつ和らいできてます。
その後はパパやママに協力をしてもらい、お子さまが好きな遊び、歌などをお願いします。
すると、だんだん自然と笑顔になってくることが多くなります。
最初はパパやママの抱っこでいいんです。いっぱい抱っこしてあげてください。
指しゃぶりも不安だから。
慣れてきて、だんだん不安より好奇心が多くなってくると、そのお子さまらしさが見えてきます。
中には、自分から降りてどこまでも歩いて行ってしまう子もいます。
ずーっととびまつに近づかなかったのに、手を伸ばしてくれる子もいます。
もちろん、これで全員が笑うわけではありません。
ただ、表情がやわらかくなることはとても多いんです。
いつもは笑うけど撮影で笑わない、他の要因としては、
1.場所見知り(初めて来て不安)
2.生理的欲求が満たされていない(トイレ、空腹など)
3.不快な状況がある(まぶしい、うるさいなど)
4.その他(性格・発達など)
が考えられるかと思います。
1については早めに撮影場所にお越しいただいて慣れるや、興味のあるものは一度見せに行く。
2,3に関しては、その場で解消するようにしています。
撮影の前半よりも、後半の方が笑顔が多くなるのはとびまつが危険ではないという安心感を得られたから。
というのも一つの理由かと思います。
撮影していてほとんど険しい表情でも、最後にやわらかい少しでも安心した表情になればいいのではないかと思います。
2年以上、撮影会や出張撮影をしていますが、ずーっと表情が硬かったことはおそらくなかったかと思います。
最後にハイタッチをしてくれるお子さまも♡
ただし、パパやママをはじめとしたご家族の協力が欠かせません。
お子様の豊かな表情を撮影するためにも、とびまつと仲良くしてくださるようよろしくお願いいたします(*^^*)